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愛が世界平和のカギ。

公開日: : 最終更新日:2020/10/29 LIFE- 人生

どこで私たち 間違えたの?

 

 

日本にいた時、終電でほぼ 人がいない状態の中、

線路の反対側のほうで男の怒鳴り声が耳に入ってきました。

 

「おれから 逃げられると思うな!」

 

声がしたほうを見ると

中年男性が大声で叫んでいました。

 

隣にいた中年の女性の目からは 涙がすっーと流れ、

何もかもあきらめたように空を見つめたうつろな目は

悲しい色をしていました。

 

心が締め付けられるような気持になり

その光景を 今も忘れることが出来ません。

 

ほどなく

入ってきた電車に 女性は引きずられるように 

その男性と乗り込んで 視界から 消えていきました。

 

その時、 20代の小娘だった私にはなすすべもなく

何もできず、只々、 その女性の

幸せを祈る事しかできませんでした。

 

暫くは何もできなかった自分を責め、

空手でも習っておけば もっと

私にも何かできたかもしれないと

本気で考えてたりしました。

 

もちろん その後 

空手は習いませんでしたが・・・😅

 

しかし、 なぜ、男性はあのような

力ずくの束縛でしか、

女性の愛を保つことができなかったのでしょうか?

 

脅しで 相手を支配し、

女性にとっては 男性に対する愛情など

1ミリも無いように

見えるのに

それでも 男性は満足なのでしょうか?

 

御夫婦のように見えたそのカップルは最初は 愛から

始まったであろうと思うのですが、

どこで どう間違ったのでしょうか?

 

愛は美しく 人の心を豊かにはぐくんでくれるものと

私は信じていますが、 それが掛け違った時、

こうも醜く 変容する様をみたような一場面でした。

 

実際 一度 愛の歯車が狂うと

そこには狂気の世界が待ち受けています。

 

世の中に横行する愛憎劇はテレビのニュースで

見ない日は無いくらい、

いつも 取り上げられて、決して珍しくない

ものです。

 

過去の歴史を紐解くと

人類歴史の中で 男女の間で どれだけ沢山の

涙が流されてきたことでしょう。

 

男に騙され、女に騙され、裏切り、

憎しみ、涙ともに 血が流され

時に 命が 奪われることもあったことでしょう。

ゆがんだ愛情は歴史を捻じ曲げてきました。

 

男と女 愛でもって関係を築くことが出来れば

どれだけ 幸福な人生を送ることが出来るでしょう。

 

そこから  愛を受けた新しい命が生まれ、

その子たちが社会 世界を引き継いで

築いていきます。

 

逆に愛が壊れた中からは 愛を受けない子供達が社会

世界へでて、 満たされていない愛情をどこかで

埋めようとして 様々な弊害が生まれることがあります。

 

 

人は愛で生き、愛で死んでいくもの。

 

アメリカでは 普通にお爺さんとお婆さんが手を

つなぎながら 一緒に歩いている姿を見かけます。

 

人前でチュッとキスをしたり、

「I LOVE YOU.」と言って抱きしめたり、

本当に思わず その光景を見ながら

その方々の温かい愛の心が伝わってきて 

とても ほほえましくて 思わず ニッコリと

なります。

 

 若い人達には情熱的な愛がありますが、そのような強さは

無いけれど ご老人たちの 温かい愛の姿もいいものです。

こうして 生きている間に一杯 愛を感じて愛し 愛されてその生涯を

終えていくのです。

 

人生は決して 無駄では無く、生涯を通して 愛する事 愛される事を

学んでいくのです。

 

そのような素晴らしい人生を送ってみたいと思いませんか?

 

当たり前の話と思われる方もいるかと

思いますが、今一度 愛と幸せの定義を

知って 本当に 皆さんに幸せになってほしいと思います。

 

悲しい涙を流す人が一人でもいなくなって、

幸せで豊かな素晴らしいかけがえのない人生を

送ることが出来るように

心から 願っています。

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  • シンア

    北海道出身。

    明治時代、曾祖父母が兵庫県から北海道に移住。祖母からは開拓時代の苦労話や諸々の新しい事を聞き、新しい土地に憧れを抱く。

    セールス、アドバイザーの仕事で東京、名古屋、大阪、横浜、大宮、伊勢崎と転勤。
    結婚を機にアメリカに渡る。

    現在は日系企業の会社員。

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