どうして私はアメリカに来たの?
公開日:
:
最終更新日:2020/10/24
アメリカって 何? アメリカ生活事情、自由の国、メリット、
あっという間に日本にいた年月より
アメリカにいる年月のほうが
長くなってきました。
[ 目次 ]
- 夢の国 アメリカ
- 夢と現実と挫折
- 少し、 アメリカ人になってきたかな?
- なんたって アメリカは自由だー!
夢の国 アメリカ
子供のころ、 ディズニーの絵を見てわくわくし、
(*そのころ 東京ディズニーランドはありませんでした。 💦)
日曜日の朝に放送される アメリカのホームドラマをテレビで見て育ってきました。
「奥様は魔女」 「じゃじゃ馬億万長者」「可愛い魔女ジニー」
タイトルは忘れましたが、「OOファミリー」
などなど ほこっとする
家族の様子を見て
あー アメリカは なんて大きくて 懐も大きい国なのだろう。
人々も陽気で明るく 憧れでした。
特に まだ その時は昭和の高度成長期に
差し掛かった頃で今では 当たり前の掃除機 冷蔵庫、テレビ、
家電がたくさんドラマには出てきていて、生活レベルの
違いをかいま 見ることが出来ました。
キッチンも家もものすごく大きくて、
家具もとてもしゃれて、洗練されていて、
しかも 家の中で靴を履いているという
文化の遠い異国でした。
確か 私は小学低学年の時に生まれ育った
田舎の町で歩いていたところ、
向こう側から
テレビでしか 見たことが無い外国人が
歩いてくるのを見て
びっくりして
ドキドキした体験を今も鮮明に覚えています。
見たことが無い金色の髪、黒でなくて 明るい色の目、白い肌
思わず 振り返り、ずっと見続け、
幼い少女にとっては
十分 衝撃的な出来事でした。
それから 月日は流れ、
東京で仕事をしていた20代の頃、
いつかはアメリカに住みたいと思いつつ、
でも、それも忘れかけた30歳をまじかに迎えた時に
偶然、アメリカに住んでいた日本人の現在の夫と出会って
4ヶ月で
あっという間に結婚 渡米することと
なりました。
自分でもまさか こんな形で夢がかなうとは思っておらず
自分が一番びっくりしていました。
夫から アメリカの話を色々と聞き
わくわくしながら
最初に住んだのがPHILADELPHIA。
日本とは全く 景色も建っている建物も
何もかも違い、
物珍しさで辺りをキョロキョロしていました。
夢と現実と挫折
しかし そのわくわくはいとも簡単に
ものの見事に
打ち砕かれました。
現実はやはり そう簡単なものではない、
厳しいものでした。😢
とにかく 皆 何を言っているのかわからないし、
話せないし、困っていても 助けてくれる人は
いないし・・・
最初 なれるために働き始めたレストランの厨房では
日本人は誰もいなく
隣は中国人 隣はアフリカ系アメリカ人
ただひたすら 仕事を一生懸命、するしかなく
もくもくと皿洗いを続ける日々が続きました。
突然、 言葉を知らない 何も話せない子供のように
なってしまった自分で
思っていることを全く
相手に伝えることが出来ない
不甲斐なさで暫く どん底の生活が続きました。
何とか 早く しゃべれるようになりたくて本を片手に
身振り手振りで 話ながら
アメリカ人のウェートレスから
英語を教えてもらったりして、そんな 地をはいずるような
出口が見えないトンネルを進んでいて
果たして自分が行っているのが
正しい方向なのか それさえもわからず
真っ暗な中を進む日々が続きました。
夫は
「最初から英語が上手な人はいないんだよ。
誰でも皆から 笑われて どん底にいる経験をして
そして、必ず、しゃべれるようになるから。」
と慰めてくれました。
頭では 理解できても その言葉が入らないぐらい
私は追い詰められていました。
少し、 アメリカ人になってきたかな?
それが 半年ほど 続いたでしょうか。
私にとっては とても つらい日々でした。
それが すこしづつ 光が見えてきて
それがどんどん広がり始め
ふと 気づいたら 何を話しているのか段々と理解できるように
なっていました。
それと同時に アメリカ人の気の利いた ジョーク、
ユーモアもわかり始め、回りは笑っていても
一人だけ なぜ 皆が笑っているのか 意味がわからず、
居心地が悪かった私が なんと意味が分かって
皆と一緒に笑えるように
なってきました。
そうなると ドンドン 話したくなって
知らない人にも 話かけるように なってきました。
夫から
「シンアさん すごい急成長だよね。」
とおだてられ、
単純な私は また 更に嬉しくなって、 ドンドン
グラマーや発音など 全くお構いなしで
話したいことを話しまくりました。
おそらく 周りは聞くに堪えない英語を聞かされるはめになり
さぞかし 迷惑をかけたことと思います。
なんたって アメリカは自由だー!
その後 ニューヨークに引っ越ししましたが、
まさしくそこは 人種のるつぼ。
マンハッタンに行くと見たことがないような 人を見て
圧倒されました。
ファッションやもっている雰囲気、髪の毛の色も様々、多種多様。
背が高い人が多く、見上げるような大きな男性 女性も沢山。
それから 横にも大きい人が沢山。
アメリカにはどんな人も受け入れる寛容さが
あり、こうでなければいけない こうあるべきだという
尺定規のような定義が無く、
ありのままを受け入れてもらえるという心地よさを
味わいました。
日本にいると常に
御近所や誰かの目を気にして生きていますが、
それを気にしなくていい開放感は
もうおそらく 日本では 生きていけない身に
なってしまったのではないかと思います。
アメリカ 最高!
しかし その後 また 更にアメリカの現実に
打ちのめされるのですが、それはまたの機会に。
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